小さな繋がりが重なり合う「フクフェス」

2026年2月8日(日)。小雪が舞う中、久留米市の津福公園で「フクフェス」が開催されました。
「フクフェス」は、地域共生社会を目指し行っているイベント。福祉の「フク」にかけて毎年2月9日前後に実施しているAU-formal projectの活動のひとつです。今年は日曜日に合わせ、2月8日に実施されました。
今回、市民ライターkumが初めてイベントに参加。この記事では、当日の様子や参加者の声をお届けします。
会場を歩いて見えた「地域共生」の姿
今年で3回目となる「フクフェス」。
出店したのは、15組のAU-formal実行団体と社会福祉法人久留米市社会福祉協議会、南薫校区や竹野校区、金丸校区の活動団体など。活動分野は、防災・災害支援や、母子の居場所づくり、在住外国人支援など、さまざまです。一つひとつのブースを回る中で、久留米における「地域共生」という言葉が包む範囲の広さを実感しました。

体験プログラムが生む「関わり」の輪
会場では、シャボン玉を吹く道具づくりや廃棄レンズを活用したアクセサリーづくり、日常でも使えるロープワーク体験、豚汁の炊き出しやおにぎり販売など、多様なプログラムが行われていました。ほかにも、お題に沿って、出店者や来場者から物や人を借りてくる借り物競走や、手話を取り入れた楽曲「にじ」の披露もあり、来場者が自然とイベントに関われる工夫が随所に見られました。
チラシにあった「世界一気楽に楽しめるイベント!」という言葉通り、どのブースやプログラムでも、分け隔てのない温かな空気が流れているよう。

きっかけはささやかな繋がりから
家族連れや近隣の方同士での来場も多く、会場ではそれぞれが紹介し合う場面もありました。出店や来場のきっかけを尋ねてみると、多くの方が口にしたのは「繋がり」という言葉。
「元々このイベントに直接的な関わりはなかったけれど、校区が同じ方たちの繋がりで出させていただいたんです。今までに出たどのイベントより、人が温かいですね。」
「『くるめウス(筑後川防災施設)』で度々イベントをやらせてもらっている繋がりから、こういうところにも関わらせてもらえるようになりました。」
「福岡市内在住ですが、今回のイベントに来たのは、先日偶然知り合った『おかあさん大学(おかあさん大学 福岡(ちっご)支局)』の方との繋がりがきっかけです。普段は、手話講師もやっているので、このイベントが気になって足を運んでみました。」
ひとり一人の小さな繋がりが重なり合い、この場が生まれているようでした。
「フクフェス」に参加して
午後2時9分。
同日、埼玉県草加市で行われていたイベントとオンラインで繋ぎながら、会場にいた人たちみんなで、一斉にシャボン玉を吹きました。会場一面に、広く高く飛んでいく光景は、フクの日の一体感を象徴しているようでした。
この日、会場で見られたのは、それぞれができる形で関わる姿。出店していた方も、体験に参加していた方も、その場をつくる大切な存在でした。フクフェスでは、AU-formal projectが目指す「叶え合う支援」が、具体的なかたちとなって広がっていました。



